子どもとおもちゃと遊びのやさしい関係〜子どものおもちゃや遊びについて、有識者よりメッセージ〜デジタル紙芝居「縁日のひきあわせ」

ポケット玩具とは

交わりと集いの場、少しの「踏み出し」が必要なポケット玩具 そのふたつがこどもの創造性を育みます

昭和レトロって何でしょう?
昔の玩具は、なにかと組み合わせて遊ぶものが殆どでした。女の子の可愛らしいお人形、男の子が持つヒーローなどのキャラクター人形、おままごと、またはメンコ・ベーゴマなどの対戦型ゲームなど。

そこには必ず自分と他者がいて、自分の価値観や他者との価値観の擦り合わせを自然に学んだり、または自分が到底成しえない世界に飛び込んで、遊びの中で空想話を作ったり。

足りないなにかがあれば、周辺から「代用品」を探し役割をあてるなど、決してプログラムされていない自由度がこどもの創造性を無限に増幅させていたように思います。

現代のこども達は、こうした「交わり遊び」の欠如に加えて、地蔵盆や地域のお祭りなど身近な生活空間において「集いの場」の喪失が加わり「育ちの場」は決して恵まれた環境とは言えません。

ポケット玩具とは、当社の創業者が「こどもはポケットの中に夢を忍ばせる。そのポケットにちょうどいいサイズで」と生み出したおもちゃです。これらの多くは少し組み立てが必要な場合がありますが、作る過程を楽しんだり、遊び方を工夫することで、素材が持つ楽しさを自在に引き出すことができます。これこそ、昭和レトロに憧れる多くの人たちの価値観ではないでしょうか。

こども達は、おもちゃの「組み合わせ」や意識の「擦り合わせ」、または少しの工夫から得られる「踏み出し」を繰り返すことで自身の創造性を育んでいきます。

昭和レトロな「ポケット玩具」。子育てやこども達の教育、またはこども会など地域活動に従事しておられる方々にぜひ触れていただければと考えています。


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