子どもとおもちゃと遊びのやさしい関係〜子どものおもちゃや遊びについて、有識者よりメッセージ〜デジタル紙芝居「縁日のひきあわせ」

創業者の願い

こどもの幸せを真に願う気持ち。その思いを次代へ。

株式会社イケギ玩具製作所 創業者 池木貞人株式会社イケギ玩具製作所
創業者 池木貞人

昭和20年代後半、戦争の傷跡が完全に消え去らない当時の日本は今ほど豊かではありませんでした。こども達にとっておもちゃは貴重で、誰もが手にできるものではなかったのです。

創業者である先代は、そんな多くのこども達を見て、自らのこども時代、街頭紙芝居を見るお金もなく、遠巻きに見ていた自身のつらい思い出と照らし合わせ「日本のこどもたちが、いや世界のこども達誰もが気軽に遊べるおもちゃを」と考えていました。こどもたちのポケットに収まるおもちゃ「ポケット玩具」でした。

「こどもたちが無邪気に笑う姿を見たい」先代はいつもそう話し、昼夜を問わず働き続けました。しかし無理がたたり、思いを遂げることなく昭和45年37歳の若さで急逝してしまいます。

こども達の幸せを願っていたのは、もちろん先代だけではありません。突然社長を任せられることになった私を支えていただいた、取引先や銀行の方々、もちろん従業員みんな。それぞれの思いがひとつひとつのおもちゃに詰まっていたのだと思います。

また先代の義兄も、まだ貧しい国のこどもたちが笑う姿を写真に収めることが好きで、「こどもたちの笑顔は世界共通や」と、旅をする際には必ず当社の「ポケット玩具」をリュックいっぱいに詰め込み、無償でポケット玩具を世界のこども達に配り回っていました。

時代は変わり、日本は豊かになりました。おもちゃも様々な商品が売られています。しかし、先代が願い続けたこども達の幸せ、そして幸せなこども達を見てうれしく思う大人たちの幸せは決してなくなったわけではありません。

そこで、私たちは今、新たな挑戦をしたいと考えています。皆様のお力をお貸しいただきながら、先代が成しえなかった「イケギ21」というプロジェクトを立ち上げたのです。

この時代にある思いを次代へ、そして世界へ。どうか皆様には、私たちと一緒に世界のこどもたちに夢を伝える伝道師になっていただきたければと考えています。

株式会社イケギ玩具製作所
代表取締役 池木敦美


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